【試験方法の概略】
試験は、専用ロッドの先にスクリューポイントを取り付け、試験位置に鉛直に立て、載荷用クランプとおもり(合計1kN=100kg)を載荷して、貫入量を測定する。
貫入が停止したら、ロッドを回転させ、ロッドに刻まれた目盛り線(長さ25cm毎)まで貫入させるのに要する半回転数(Na)を測定する。
回転途中で貫入速さが急激に増大した場合は、回転を停止し、おもりの載荷のみによる貫入量を測定する。
測定結果(Na値と貫入量L)より、貫入量1m当たりの半回転数を求める。
Nsw =(100/L)×Na(半回転数/m)
換算N値は、下記の関係式(稲田の式)で求められる。
(礫・砂・砂質土):N=2Wsw+
0.067Nsw
(粘性土):N=3Wsw+ 0.05Nsw
ただし、Wswは載荷荷重(kN) Nswは貫入量1m当たりの半回転数(回/m)
長期許容応力度は、国土交通省告示より次式で求められる。
qa=30+0.6Nsw(kN/u)
ただし、上式のNswは基礎の底部から下方2m以内におけるNsw測定値(150を超える場合は150とする)の平均値。
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